依頼者は、自動車を運転中(母親と姉も同乗中)、センターラインを超えてきた対向車と正面衝突。
母親(当時77歳)は死亡、姉と本人が受傷。
事故から4年に渡って、依頼者の夫が上記3件の損害について、相手方任意保険会社と示談交渉を続けてきた。
保険会社からはこれ以上の提示は出来ないと伝えられているが、これ以上の賠償額の上積みは本当にできないのか確認したいとの相談だった。
本人が直接交渉してきた中で、相手方保険会社が最後に呈示した金額が2891万円だった。
その内訳は主なものとして死亡慰謝料2000万円、逸失利益約740万等。
当職が受任し、赤本基準に基づく賠償額を提示。
相手方保険会社は、顧問弁護士を交渉の窓口に変更する。
訴訟という選択肢も見据えながら、相手方顧問と度重なる交渉の結果、総額約3546万(主な項目として慰謝料2400万円、逸失利益995万円)に増額した。
上記金額に本人も納得の和解。
損害賠償金の655万円増額となった。
なお、同乗者の損害賠償についても併せて受任し、相手方保険会社が最後に呈示した金額約328万円に対し、総額約774万円、446万円増額できた。
併せた損害賠償金の増額は1101万円である。