依頼者は、過去に当事務所で任意整理をしておりましたが、支払中に親の介護が必要となり、会社勤めが難しくなりました。そのため、会社を退職し、自営業を始めましたがうまくいかず、返済が困難となってしまったため、自己破産をしたいと再度当事務所に相談に来られました。
最初のご依頼時には、住宅を残すため、住宅ローン以外について任意整理をしましたが、住んでいた母も介護施設に入居し、住宅を残す必要がなくなったこと、現在の収入では住宅ローンの返済が出来ないことから、自己破産の手続をとりました。自営業を営んでいたことから、管財事件の可能性もありましたが、裁判所へ事情を細かく説明し、同時廃止事件で進めることができました(現在は基準が厳しくなっているため、自営業を営んでいる場合は原則管財事件となります)。
住宅ローンを含む総額2000万円の借金がありましたが、破産手続により免責決定を得ることが出来ました。